大手ハウスメーカーで住宅の設計を担当していた私はやり甲斐にあふれ、
毎日楽しく仕事をしていました。
そんなある日、当時、土木工事を営んでいた実家から呼び戻され、
すでに家族のいた私は地元の大工さんにマイホームの建設を依頼しました。
まだ若く資金的な余裕がまったくなかった私には、
ハウスメーカーの家は高価すぎて買えなかったのです。
念願のマイホームが完成し、新居での暮らしがスタートしました。
それから3ヶ月後、天窓から雨漏りが・・・さらに翌月、バルコニーから雨漏りが始まり、
その真下にあった押入の中は雨で水浸しになってしまいました。
大工さんに電話をかけ、何度となくやりとりをしていましたが、
結局これといった対策を打ってくれることもなく、
そのうち電話にも出ないようになってしまいました。
いくら安くても雨漏りする家は家ではありません。
問題が解決するまでしっかり対応してくれるものとばかり思っていましたが、
その思いを裏切られ、憤りと共に私と同じように家造りで苦い思いを経験し、
家を買うことを後悔すらしている家族も少なくないという現状を知り、
私は住宅業界への危機感を感じました。
やり甲斐を感じていた家造りという素晴らしい仕事を汚されたように感じたのです。
手が届かないくらい高価な家でなくても、長く安心して暮らせるような家造りはできないのか!?
・・・そう考えたとき、なければ自分で作ればいい!と気づいたのです。
身の丈にあった手頃な価格でも万全のアフターフォローで安心できる住まいを提供すること、
それがピースホームの使命であり、私の使命です。
代表取締役 福留 秀和