株式会社こだま

サンプル
「町のきもの屋さん」を目指しています。

「着物で人と地域を元気に!」をテーマに運営している着物の小売店です。とりわけ木綿、麻、ウールといったカジュアルな着物に特化し、日本各地にそれらを探し求めながら、現在は国内市場を中心に、「着て楽しい着物」を提案しています。事業範囲は、企業所在地である宮崎はもちろん、関東・中部・関西をはじめ、全国各地プラス海外。店舗・ネット・出張販売が収益の柱です。また、地方における和裁技術者の継承にも取り組み始めました。人口構造や、社会動向の変化で、和装業界にも大変大きな波が押し寄せています。しかし、今着物を着ていない方を「将来のお客様」と考えればどうでしょう。そこには大きなチャンスがあると捉えられないでしょうか。専門性を生かした、次世代のリーディング企業を目指し、住みやすく暮らしやすい宮崎で全国と繋がりながら、刺激を生み出し、価値の源泉となり、ゆるくて楽しく心地よい着物文化を創っていきます。


顧客視点のサービス新商品,サービス開発に積極的シェアNo.1サービスあり社長が30歳代以下女性の従業員比率が50%以上

私たちの魅力

カジュアル分野に特化した、着物を楽しむ小売店着たいときが、「着る機会」
「着物は着る機会が無い」「生活様式の変化で着物ばなれが起きた」という表現を見聞きしたことがありますか?
代表はじめ、着物が大好きな社員で構成されている弊社ですが、「着る機会が無い」「持っているけれど着ない」という言葉には、今まで沢山出会ってきました。
ところが一方では、オフィスカジュアルや、ビジネスシーンでの着物着用の例も企業の中から出てきていますし、オフの日や仕事が終わってから着物を楽しむ方も、全国各地にいらっしゃいます。
一般に思い描かれる「冠婚葬祭やお稽古事の時に着る物」と限定せず、皆さんが自ら「着物を着る機会」を作っているのですね。
「着たいときが着る機会」は、弊社がウェブに展開する時に、皆さんにお伝えしたいと思って掲げた言葉です。洋服も和服も、服。式典や決まりのある時でなければ、自分なりに楽しむ方が普通です。自ら扉を開けば、そこには無限の楽しみが。新たな生活文化の常識づくりも、染織こだまの意義ある仕事。時代の変わり目を作っていける仕事は大変魅力的です。
企業理念着物で人と地域を元気に!
私たちにとっての着物とは、日本の伝統的な衣服であるとともに、地域資源であり、人生を面白くする媒体です。和装関連企業はその多くが中小企業や個人事業主。日本全国に産地があり、小売店があり、縫製やメンテナンスを仕事とする方々があり、また、着物を着る人がいらっしゃいます。製造、加工、流通を通して地方間の経済循環を担い、着物を身にまとうことで人生の豊かさを感じていただいています。
歴史的な街並みを抱える地域では、着物姿がそこに存在するだけで風景としての価値が増しますし、コンクリートの街にもなじむ着物スタイルは、素敵な未来の予感に満ちています。着物は自分が楽しいだけでなく、出会う誰かの目や心を楽しませます。物心両面から活力と豊かさを生むツールとして、とても面白いものなんです。より多く、より様々な地域で、より自由に楽しめる環境を追い求めていくことが、弊社運営の着物店「染織(そめおり)こだま」が目指すところです。
事業・商品の特徴日本一、世界一の太物屋へ向かって
太物(ふともの)とは、繊維が絹と比べて太い着物のことです。木綿や麻に加えて、藤や葛など、昭和以降はウールもその仲間に入るでしょう。中でも代表格は木綿です。国内で本格的な生産が始まったのは、絹や麻よりずっとあとの江戸時代の半ばからですが、現代人にとって、これほどなじみのある素材はありません。
そんな木綿の着物は、丈夫で価格が手ごろなものが多く、肌触りは良くデザインも多様です。礼装には向きませんが、逆に一年中様々なシーンに着て楽しめるカジュアル着物の大本命と言えます。
さて、2000年頃から着物ファンがインターネットを通じて、地域を超えて繋がり始めました。着ていく機会や決まりごと、お手入れや着付け、入手方法や仲間づくりの情報などが行き交うなかで、「普段着には木綿の着物が良いよ!」という声が。実際に良いところ満載の木綿の着物ですが、和装業界が礼装・高級品へとメイン商材を移していった結果、ほとんどの呉服店では取り扱いが無くなってしまっており、求められるものが身近に無い。さらに言えば「普段着なのに自分の普段の生活範囲で、見ることも触ることも出来ない」ということが明らかになっていきました。
その当時、一般的な呉服店の業態でしたが、ネット上の声を信じ、ラインナップに木綿の着物を加え、カジュアル着物のネット通販を始めました。次第に種類と量を増やし、雑誌掲載が続いたところ、実際に商品にふれてみたいとのリクエストをいただきます。半信半疑ながら勇気を出して初めて開催した出張展示会が東京でした。その後次々に各地からリクエストをいただき、宮崎を軸にした県外販売スタイルが出来てきたのです。
20年近くが経ち、太物を取り扱う店もある程度は増え、木綿の着物の認知度は上がりました。その間コツコツと増やしてきた商品の種類と量、蓄えた知識と経験、各地で出会うお客様や、メディアとのご縁もあり、今では木綿着物のナンバーワン企業とも言っていただけることがあります。
単価も利幅も、一般的な呉服と比べてささやかな商品ですが、反物(たんもの)からその方のサイズにお仕立てした着物に袖を通していただき、お喜びの声をいただいたときの嬉しさや有り難さは、とても大きいものです。2018年には47都道府県すべてでの出張展開催を達成し、リクエストをいただいているサンフランシスコでの初の国外出張展も視野に入れています。
取扱種類、数を増やしている太物ですが、それら商品を通して、日本中の産地や職人さんと繋がることが出来る、伝統工芸の支えとなることが出来る喜びもあります。弊社が理念に掲げる「地域」は、地元宮崎だけではなく、全世界で繋がりを持ち、人が暮らす土地そのものです。まだまだ知らない商品、工芸品も本当に沢山あり、これからの出会いが楽しみです。
誰かの幸せを、自社の仕事を通して感じられることは仕事の基本ですが、まだ着物を着て楽しむことを経験していない73億、あと5000万人ほどの方々に、楽しい、心地よいを届けていくことに思いをいたし、困難な和装業界の希望となりたいと考えております。

OB・OG

Mさん(2017年入社) 販売スタッフ・接客

好きを仕事にしたくて移住しました

★入社を決めた理由
☆お客様とのふれあいに、学んだ技術を生かせる仕事☆
専門学校では和服の縫製を学んでいましたが、課題をこなすだけでは学ぶことのできない、直接お客さまと接するお仕事ができると思い、入社を決めました。地元のお客様のニーズにも応える傍ら、日本全国で「木綿展」という形で出張販売を行っているところにも大変興味を抱きました。

★当社のいいところ
☆商品も雰囲気もカジュアル☆
アットホームなところです。お着物好きな方々と集まって、軒先で着物談義に花を咲かせたり、社長の趣味で(笑)、「着物で楽しく宮崎」と銘打ち、着物を着るイベントを催したり情報発信をしています。気軽に立ち寄ることのできる近所の着物屋さん、といった雰囲気です。

★学生時代に打ち込んだこと
技術習得はもちろんですが、人と接することに苦手意識を持っていたので、着物に関わるイベントには積極的に参加するようにしてきました。共通の話題を持った方々との会話は楽しく、色んな解釈がある中で、視野も広がりました。

★仕事のやりがい
☆お客様の喜びの声!☆
お客様が沢山の反物の中から、気に入られたものを見つけられた時です。木綿展などで、楽しかった、お気に入りの物が見つけられて良かった、というお声を聞くと、大変嬉しい気持ちになりますし、とても励まされます。

★今後の目標・将来の夢
☆ふだんぎ着物の楽しさを☆
より多くの方に普段着の着物の楽しさを伝えていきたいです。

★一言
高校生の頃から好きで着ていた着物を深めたいと、首都圏から奈良の専門学校に進学して4年間学びました。重厚で華やかな和服の世界が知られていますが、カジュアルで楽しい着物もあります。木綿や麻やウールといった、着物の中ではカジュアルになる素材に特化しながら、日本各地でその良さを伝えようとしている会社が宮崎にあると知りました。宮崎への移住は新鮮なことだらけ。食べ物も美味しく親切な方の多い環境で、まだまだ覚えることも沢山あって大変ですが、大好きな仕事に向き合えています。

私たちの仕事

現在弊社では、3つの柱「店舗」「ネット」「出張展」で事業展開しています。店舗では主に宮崎県内のお客様に向けて、ネット通販と出張展は主に県外のお客様を対象とした場となります。宮崎ではカジュアルな着物販売のほか、メンテナンスのご相談や礼装の着物のご相談にも幅広く対応をしている一方、県外向けにはカジュアル着物のご提案と販売をという状況です。

お客様の年代は30~40代女性がボリュームゾーンですが、未就学児から小学生、男性、高齢者等幅が広く、広い年代や性別から、カジュアル着物が求められています。

木綿の着物をはじめとするカジュアル着物ジャンル「太物(ふともの)」は、2002年から展開していますが、比較的安価に楽しめるサイズオーダーの国産着物に特化している企業はまだほとんど無いのが現実です。高単価高利益率かつ、成人式をはじめとする節目ビジネスに慣れてしまうと、販売、顧客数が必要となる太物への参入は困難なのかもしれません。
雑誌でも度々特集され、待ち望む声がある一方、供給環境は十分整っていない現状です。

シンプルなことなのですが、カジュアルな太物を着たい方、楽しみたい方へ向けて幅広い選択肢を提示し、高いクオリティでお届けすることが弊社の基本戦略となっています。
しかしまずはそういったジャンルがあることを知っていただくことが最優先、どんなに良いものでも取り組みでも、「知らない=存在しない」ようなものだからです。

カジュアル分野への取り組み開始以来、日本各地を訪ねて、実物にふれて購入できる機会を作ってきました。(染織こだま出張「木綿展」)
並行して、各産地に足を運び目を養い知識を蓄え、未だスポットの当たっていないものがあれば、手が届く範囲で少しずつ取り扱いを増やし、太物全体の認知度向上と着物人口増加、地域間経済循環を担っています。
呉服小売業の市場規模は2,800億円程度で大変小さなマーケットですが、そこにも着物に関係する人々の生活と、受け継いでなお変化を繰り返していく面白い文化があります。今はまだ小さな企業の小さな挑戦ですが、これからの和装リーディング企業の一社として、責任を果たしたいと考えています。

はたらく環境

職場の雰囲気カジュアル着物が好きな人には天国かも
毎日沢山のカジュアル着物に囲まれて働く職場は、飾らずに、気軽にいつも着物を着ていたいという方には天国かもしれません。
地元のお客様と和気あいあいとした関係を築きながら、宮崎県外とのやり取りを続けているため、視野は広くなる傾向です。また、実際に県外へと足を運んで自社催事を開催したり、数万人規模のイベントに出展したり、百貨店の売り場に立つこともあります。普段はなかなかお会いできない方と交流できる点も、得難い経験になるでしょう。
普段は家業店がベースの企業ならではの、忙しいながらも和やかな雰囲気で仕事をしています。時に代表がまかないを作ってみたり、時々出てくるおやつも、楽しみの一つです。

社風社是は「知恵」「勇気」「笑い」
弊社最大の資源は「人」です。
ああ、そういう企業さんよくありますよね、と思われた方もいらっしゃるでしょうが、これはひとつの真理なのだと思います。なかでも、中小小規模事業者が全国一の評価を得るために必要なものは、振り絞る知恵やひらめき。実行に移す勇気や決断。プレッシャーのかかるなかでも心を動かす笑いと余裕だと考えています。
それらの要素をもとに、各個人の特性や適性を生かした配置を進めています。
ですので、メリハリを持ちながら、どことなくゆるい雰囲気も感じられるかもしれません。内外からの評価でも、これが弊社の良いところではないかと思っているところです。


企業情報

主な業種流通
具体的な仕事内容・カジュアル着物のご提案と販売
・お仕立て等着物の加工
所在地〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目5-33-7
電話番号 0985-24-7183
FAX番号 0985-24-7183
代表者代表取締役 児玉健作
従業員数(男・女)5名 役員1名 アルバイト4名(うち男性0名 女性4名)
平均年齢32歳
初任給24万円
勤務時間8:00~19:00の間で9時間(うち休憩60分)
休日・休暇2024年度より隔週週休三日制
年末年始休暇、年次有給休暇
インターンシップの受入

インターンシップ情報

種類インターンバイト
実施時期・期間通年
待遇・報酬就業日数は2日間から最大3か月間(要相談)、就業時間:10時~15時、賃金は弊社規定によります
実施場所株式会社こだま(屋号:染織こだま)店舗 
〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東4-3-8
実施内容・店舗運営(開店前清掃、接客)補助
・簡易な縫製(和裁)
・和服にまつわる軽作業
・学習(商品知識、書籍整理)
・企画会議参加
・全社員との対話
募集人数1名
応募資格・条件なし
応募締め切り日随時受付中